後半開始。
新潟がカウンターを見せるモノの不発。徐々に大宮ペースに。
そしてCK。大宮トニーニョについていた兄者、あっさり振り切られてヘディングが決まる。
大宮電柱>(超えられない壁)
>新潟守備陣
やばい。やばいっすよ。
逆転されたっつーショックよりも、セットプレーで相手の電柱に歯が立たないという恐怖が新潟を包む。
選手の動揺ぶり(?)も顕著で、やたらと増えるバックパス。新潟では珍しい味方へのブーイングも起こる。
手詰まりだったこともあり、いたたまれなくなったか反町監督。寺川out→リマin、間をおいて山口out→青野in。
結果オーライだろうが、「攻撃のリズムは山口を通じて・・・」という呪縛が外れて、適当にボールがバラけ始める新潟。大宮も潮時とばかりにクリスティアンout→森田in。
TVからも十分伝わってくる森田へのブーイングの嵐。後のインタビューで覚悟していたと語っていたところをみると、
森田は戻らない覚悟なんだな。
新潟も負けじと、そそり立つク・・・もとい、御大船越の投入。
上野、船越、森田の3電柱揃い踏みは一昨年の天皇杯以来。広島のきう助さんも草葉の陰から嗚咽をもらしていることであろう。
しかし・・・ここで問題発生。選手交代は○山out→船越in。3バック体制なのだから、誰かがDFに入るワケなのだが、どうも様子がおかしい。
交代で出る○山が、
「えっ???なんで俺が???」
という顔で、DFが1枚減ることが理解できない様子。船越にタッチもせずピッチの外へ出る。入った船越も、盛り上がるジンギスカンの大声援の中で、指を突き立ててDF体制の変更を懸命に指示。
ヲイヲイ。あらかじめフォーメーションの打ち合わせとか、
練習とかしてないのかオマエら。
大歓声の中、船越の指示がどこまで伝わっていたのか、はなはだ疑問 (慎吾が京都以来のサイドバック???) なのだが、ギャンブルの目は当たりに転がる。
さっそく船越特有の
さあ、倒して下さいドリブル
に大宮DF陣がたまらず引っかかって、ゴール正面30m付近からFKのチャンス。
シミュレーションに厳しい世界の主審、岡田サマあたりだと、船越というだけでファールを取ってくれないだけに高山サマサマだ。
FKはリマが右隅に冷静に決めて同点。蹴ったあとは冷静じゃなかったが。存在理由を証明できて良かったな、リマ。
こうなると新潟のセットプレー恐怖症は大宮に感染する。
船越、上野に対処していると、エジミウソンが突っ込んでくるのだから、大宮DFの自慢のマークもボロボロに。
やがてロスタイム。左サイドからのCKを気配を消して待ちかまえていたファビーニョがあわせて逆転ゴール!!!
画面の隅っこで、喜ぶファビーニョを
船越がつかみあげてガクガクブルブル
言わせてたのは・・(爆)。さすが船越。そういうツボを外さないところが好きだ。
ああ・・・。久しぶりに感動した一戦だったよ。疲れたけれど。
最後まで信じることは必要だな。