ある年の2月。平日に休みが取れたので、わざわざ浜松まで新潟の練習試合を見に行った。
その頃には追っかけサポなど居るわけもなく、スタンドには私らのグループ2人と、前半、スタメンから外れた選手が試合を観戦する。ただ、観客が居ないといえども、開幕スタメンの座が掛かる重要な練習試合、外れた選手の中には、
鋭いアゴから電波を飛ばす
ピリピリした選手もいて、ガラガラだけど妙な緊張感が漂うスタンド(そりゃ、いつも笑っている声出しているワケないよな、怖かったぞマジで)。
でも、試合はまったり。
慎吾の抜けた穴は極めて大きく、唯一神と化した寺川を起点に右サイド一辺倒のボール回し。
今じゃ信じられねえ。
ハンパじゃなく左サイドにボールが転がってこない。その年の新人の末岡が、左サイドでアップダウンを繰り返すがデコイにすらならない。
当時は、下位グループ相手にも苦戦する年になるぞ・・・と、お先真っ暗の思いをしたのだがね、意外にも最終成績は健闘どころか夢までみせてもらえた。さすが反町マジック。鋭いアゴの選手もボランチでそれなりに活躍しました。
今頃、四国の片隅でも、あのアゴ電波は発信されているんだろうなあ。