平塚入りは、平塚駅からバスではなく、小田急小田原線の伊勢原駅からバスで。
神奈川中央交通(略称かなちゅー)を使ったマニアックな経路である。
30分間隔と使いづらさがある路線だが、近々廃止になるバスカードを使い切ってしまおうという考えもあった。
ディープ伊勢原&ディープ平塚の寒々とした田園風景を愛でながら競技場入り。
それでも桜の花は、二分咲きだ。
前売り券を買って観戦に行けないのは毎度のことなので、当日券を買う。
淡い期待をしていたホーム側アウェイ自由席は、やはり完売扱い。
じゃあ、アウィイ寄りのA指定席でも・・・との目論見も、当日券は湘南応援席寄りの隅っこだけという設定だったので断念。
仕方なく、バックスタンド自由席を買うことにする。
あそこは日差しが西へ傾くと、逆光になって試合が良く見えなくなるのを覚悟しないといけないのだが、いたしかたあるまい。
とりあえず裏側の6ゲートに回って自由席を確保。
バックスタンド側は、思いのほかピッチが近く、ホーム側より実は見やすいことが判明。
気になる日差しも13時スタートだし、陸上トラック第2コーナー付近から、ハスに構えての観戦だから気にならない。
外へ出て、イベント屋台を冷やかしに。
チケットには、「再入場できません・・・。」と書いてあるが、難なくパス。修正が間に合わなかったのか忘れたのか。
屋台の内容は・・・んー普通。ベル・バーガーはどこにあるのか分からなかった。でもって、行列はそこそこできあがっているので、おとなしくスタンド内の売店で食料調達。
外国系の屋台は美味しいけれど、個人的に胃腸にヒットして動けなくなった経験があるもんで。
スタンドの売店の食料関係は地味だけれど、料金は良心的だわな。
スタンドへ。
10年以上も前、平塚ベルマーレ時代に親会社のフジタ(建設会社)のお偉いさんと話す機会があり、
「どんなにイイ選手を入れても、客が集まらない。もう限界。」
という恨み節 (当時は地元に密着して~という意識は薄かった) を散々聞いたことを思い出すが、湘南のゴール裏の立ち見席は7割がた入っている。
大きくなったのう、湘南。
でも、新潟側のゴール裏&自由席がぎっしりで、辛うじて1万人という来場者数は先が思いやられるのう。
浦和はもちろんのこと東京やマリノスとの試合では、ガラガラのA指定席の設定も含め、もうちっとアウェイエリアを広げないと、年間を通じた商売は成り立たないだろう。
そんなことを考えながら、観戦していたら、後半開始早々、新潟側の関係者とおぼしき人が、ハンドマイクで
「これから遅れているアウェイ・ツアーバスの10台分の皆さんが入ってきます。詰めてください。」
という、悲惨な案内を開始。
雪か事故か・・・普段の週末でも高速道路1,000円割引で自然渋滞がすごいからのう。関越~首都高~東名はキツそう(政府は6月に割引を廃止して解消してくれるらしいが)。
まだまだ、新潟側の客は増えるのでした。
試合敗戦。打ちのめされての帰り道。
平塚球場の脇で、ベル・バーガーの撤収作業に遭遇 → 屈辱感アップ。
バスに乗って、公園の北側に回り込むと、駐車場がチラホラ空いていて、ここにクルマでくれば良かったか・・・と思いきや日帰り温泉。
くそー。あったな、そんなの。覚えていたら漬かって帰ったものを。
施設の外では、まだボーリングで温泉を掘削している様子だったので、次くるときには施設がさらに充実しているかも知れないな。
いつになるか知れないが。
げに恐ろしき一期一会の精神である。
(蛇足)
伊勢原の駅前のマクドナルドで、ハッピーセットを注文しようとしたら、
必笑だんご剣
が土曜の午後にしてソールド・アウト。
「ぜんまいざむらい」って、そんなに人気があったんだ・・・って悔しがる歳でもないが。
うちのめされてばかりいる土曜の午後である。
(蛇足)
細切りにしたカマボコを入れない「のっぺ」は認めない。