「カネなら、いくらでもある。何でもできる。」
最近の中東の力を見ていると、昔の日本のバブル時代が思い出されて気恥ずかしい。
ドーハの悲劇の時なんか、まわりの大人の反応が、
「えっ?ワールドカップ行けないの?カネ積めば出場国枠ぐらい買えるんじゃないの?」
というスゴイものだったからなあ。
現在、アジアカップの舞台になっているカタールは、10年後にワールドカップの舞台となる。
ちょっと前に行なわれた招致合戦の際には、開催時期の暑さが問題となったが、
「冷房の効いたスタジアムを力技で作ります!」
という単純でかつ豪快なプレゼンテーションで、不安視する声をねじ伏せた。
だが、実際に招致に成功した現在、冷静になって考えると、
そんなスタジアムは無理です
という話らしい。
(日本のバーチャルスタジアムも怪しかったがな。)
ワールドカップの時期は、当然、欧州シーズンが終わる夏。
夏場は、夜でも気温がさほど下がらないというカタール。
観客は何とか我慢できても、選手に暑さ対策なしの「素のスタジアム」は厳しい。
いっそのこと「地下スタジアムとかドーム式のスタジアムでも作ろうぜ・・・。」とか、スゴい構想もあるらしいが、問題はそれを作る時間。
特に夏場の暑さは、工事現場の進行にも影響を与える。
なんでも暑すぎて工事が中止
する義務が法律にあるらしく突貫工事は不可能らしい。
手間がかかるスタジアムなら、10年という時間でも短いらしく、今すぐにでも設計-建設を始めないと間に合わないのだとか。
そんな「快適さ」と「建設に擁する時間」を天秤に掛けた作業が、今、行なわれているらしい。
ところで、年末あたりから欧州サッカー界で急浮上してきた議論が、
秋・春制から春・秋制にしない?
というモノ。
理由は、いろいろあるらしいが、なんか取ってつけたような話ばかり。
だけど、このシーズンの移行話が実現すると、何が大きく変わるか・・・って、今のアジアカップのスケジュール感で、
冬場にワールドカップが開催できるんだゎ。
なーんか、どこから手が回ってきたのか・・・勘ぐってしまうような話である。
「カネならいくらでもある。」
そんな自信は、世界をも動かしてしまうのかなあ。
結論: 秋・春制への移行を主張してきた犬某プギャー!