打ち下ろしのショートホールPER3。
川をはさんで目の前に広がる、だだっ広い平坦なグリーン。
こりゃ、バーディ取って下さいというサービスホールだ。
管理人が一番手で、手にした9番アイアンをスカッと振り抜く。
まっすぐな弾道はグリーンに向かってまっしぐら。
ここはニアピン賞いただきですか?
白いボールはピンのすぐそばに落下していく・・・。
カッコーン!!!
しかし、着地したボールは軽い音を立てると、有り得ない高さのバウンドを見せ、背部のヤブに消えていく。
この、あり得ない光景に一緒に回っているキャディさんは大爆笑。
あははは・・・お客さん。ここ、
日陰だから凍ってんだわ。
打つ前に、それを注意することがおまえの仕事だろう!!!
ムカつきながらティーグランドを降りる管理人・・・。
・・・ってな、ワケで。
日本じゃ、冬場にフィールドに芝を使ったスポーツは、土台無理なんだよ。
俺は、あのときの笑うキャディと
犬飼の姿がダブってならない。